AuralTap でできること

このページでは、できることと同じていねいさで「やらないこと」も説明します。

機能一覧

アプリ別に分離して録音

動作中のアプリのリストから 1 つ、または複数を選び、その出力だけを録音します。音を出しているアプリには緑のドットが付くので、探す手間はありません。ブラウザのようなマルチプロセス構成のアプリでは、Helper プロセスが自動的に親アプリの下にまとめられるため、リストに意味の分からないプロセス名が並ぶことはありません。

システム全体の録音

どのアプリも選択しなければ、出力デバイスから再生されている音をすべて録音します。このストリームは macOS 標準の画面収録の音声トラックと同じものです。システム音や一度きりの通知音を拾いたいとき、アプリをいちいち選びたくないときに向いています。

マイクの追加(任意)

自分の声も一緒に残したいときは、マイクにチェックを入れるだけです。

マイクは既定でオフです。オンにすると、対象のトラックにミックスする(会議の記録に最適)か、独立したトラックにする(後処理に最適)かを選べます。マイクの権限はシステム上別の権限として扱われ、初めて使うときにのみ確認されます。

まとめて保存 / トラックごとに保存

複数のアプリを同時に録音する場合、保存方法は 2 通りあります。すべてを 1 つの WAV にミックスするか、アプリごとに独立した WAV を書き出すか。分割モードでは各トラックが個別に開始・停止できます。BGM だけ先に止めて会議は録り続ける、といった使い方が可能です。

ロスレス 48 kHz ステレオ WAV

出力は非圧縮の WAV です。サンプリングレート 48 kHz、ステレオ。再エンコードも圧縮による劣化もなく、オーディオシステムが渡したデータがそのまま書き出されます。4 GB を超える長時間録音は自動的に BW64 コンテナへ切り替わります(拡張子は .wav のまま)。一般的なオーディオソフトでそのまま読み込めます。

複数トラックの同時録音

システム音、複数のアプリ、マイクを同時に録音できます。それぞれに独立したレベルメーターが表示され、最大 8 トラックまで並行して扱えます。

タイマーと自動停止

録音時間を指定して止めることも、無音の状態が一定時間続いたときに自動で止めることもできます。講義を録りっぱなしにしておくときに便利です。

再生と保管

録り終えたトラックはアプリ内でそのまま再生でき、ワンクリックで Finder に表示できます。保存先はアプリ内で選んだフォルダです。ディレクトリの構成はすべてあなた次第です。

技術仕様

出力形式 WAV(ロスレス、非圧縮)。長時間録音は自動的に BW64 コンテナへ移行、拡張子は変わりません
サンプリングレート / チャンネル 48 kHz / ステレオ
システム要件 macOS 14.2 以降(Apple Silicon、Intel の両方に対応)
アプリサイズ 10 MB 未満
ネットワーク 録音はアップロードされません。購入後に注文番号を送信するのみ。サードパーティ SDK なし、解析ツールなし
取得方式 macOS の公開 API(画面収録ではありません)

やらないこと

これらは意図して設けた境界です。あとで困らないよう、ここに明記しておきます。

出力ルーティングは制御しない

ほかのアプリをミュートしたり、システムの音量を変えたりはしません。macOS にそのための公開 API がないため、非公開 API にも手を付けていません。

画面は録画しない

画面は音声とは無関係です。AuralTap は画面収録の権限を要求しませんし、Info.plist にもその宣言はありません。

編集機能は持たない

出力はクリーンな WAV です。編集、変換、ノイズ除去は 使い慣れたオーディオソフトや変換ツールにお任せします。

システム権限について

システムオーディオ収録の権限(macOS 14.2 以降)

初めて録音を開始したときに表示され、システム全体または特定アプリの音声取得に使われます。許可は 1 度だけで、あとから尋ねられることはありません。

マイクの権限

マイクにチェックを入れて最初に録音したときだけ表示されます。マイクを使わなければ、尋ねられることはありません。

要求しない権限

画面収録、カメラ、位置情報、連絡先、アクセシビリティ、フルディスクアクセス——いずれも AuralTap は必要とせず、要求もしません。